ケーキ屋さんにケーキがあるのはあたりまえ

個人事業でデザインをするようになって「デザイナーがデザインできるのは、ケーキ屋さんにケーキがあるのと同じこと」と思うようになりました。

ケーキ屋さんにケーキがある、それってあたりまえですよね。
同様に「デザインできる」は、単にデザイナーとしてスタートラインに立つことができただけ、ということなんだと。

世の中にたくさんあるケーキ屋さんの中から、まずは目に留めてもらわないといけない。
そしてケーキを購入される。気に入られる。また購入される。他の誰かにオススメされる…

そんな流れが生まれるには、価値＋αの感動と驚きが必要なんですよね。
そこには見た目や味だけでなく、店員さんの心遣いやお店の心地よさなど、たくさんの要素が関わってくると思うのです。

ケーキ屋さんにケーキがあるのはあたりまえ

依頼に追われ、デザインを作業としてこなすような感覚になってしまった時、経験を重ね自分に傲慢さを感じた時、ふとこの言葉を思い起こします。

初心に帰って依頼者と向き合おう。
デザインを学び続けよう。
価値と感動と驚きを与えられるデザイナーであるために。