2022年3月15日
ロゴデザイン作成のコツ
ロゴデザインを作成する時、あなたは何から始めますか。
紙と鉛筆を用意しラフスケッチをする、という人が多いかもしれませんね。
ですが、イメージを形(絵)にする前に、まずは「言葉」を書き出してみてください。
「言葉」で発想を広げること
私はこれが、ロゴデザイン作成の最大のコツだと感じています。
「言葉」というのは下記のようなものです。
1)クライアント様にお聞きした理念や想いの中で、引っかかるフレーズやキーワード
2)そのものから連想する言葉
2)は、例えば「海の近くの夕日が見られる公園」のロゴデザインなら、「海」「夕日」「公園」から連想する言葉です。
◆海・・・波、波の音、潮風、水しぶき、ゆらぎ、リズム、砂浜、よせてはかえす、散歩
◆夕日・・・太陽、円、オレンジ、赤、グラデーション、沈む、ゆったりとした時間
◆公園・・・楽しい、にぎわい、くつろぐ、語らう、人が集まる、出会う、人と人とがつながる
などなど。
次に、こうして出した「言葉」を「絵(形/色)」に変換していきます。
いきなり完成させようと思わずに、思いつくままにサラサラとスケッチを進めるのがポイントです。
例えば「波」なら、ゆらゆらとした線や、連続した波頭の形、グラデーションの配色。
「水しぶき」なら、しずく型やリズム感のある配置の円。
「ゆったりとした時間」なら、流れるような線やパーツ間の余白。
「にぎわい」は、まるっこいフォルムや色の取り合わせによって…
それらを、ロゴの全体像を考えながら組み合わせていくのです。
1)まずは「言葉」を書き出す
2)「言葉」→「絵」に変換する
この手順で進めると、スムーズに、広く深い発想のロゴデザインが生まれます。
イメージをいきなり「絵」にしようとすると、頭で納得のいくものを出そうとしてしまうんですよ。
そうすると、発想の段階でブレーキが掛かり、時間がかかる上にありきたりなものになりがちなんですよね…
でも、「言葉」を書き出すのはラクですよね。
制限も手間も無く、やりやすい。
「言葉」から思ってもみなかった発想が広がり、デザインに深みが出る。
さらに「言葉」→「絵」に変換する流れだと、自然に「絵」つまり形や線、配置、余白、風合いに、デザイン意図が表現されることになるのです。
うーーーーん、、すばらしい!
あなたのロゴデザイン作成の参考にしてみてください。